チュートリアル › 2-4. 声質と演出

2-4. 声質と演出

声の質感で演出を仕上げます。ボイスプリセット・リバーブ・全体ブーストの3つを使います。

ボイスプリセット — 声の質感

演技のスタイルに合わせた音質補正です。クリップごとに選びます。距離が近いほど強くかかり、遠いとほとんどかかりません。

ボイスプリセットパネル

プリセットの種類

ナチュラル(初期値)
何も加工しません。最初はこの状態です。別ソフトで処理済みの素材にもこれを。
ささやき
息遣いと細かい音をはっきりさせ、音量のばらつきを整えます。ASMR 定番のささやき声に。
吐息
息の空気感をいちばん強く出します。音量は変えないので、息の強弱がそのまま残ります。吐息・呼吸音に。
通常会話
自然な声のまま、音量のばらつきだけを軽く整えます。ナレーション・会話シーンに。
小声
ささやきと通常会話の中間です。優しく語りかけるシーンや寝かしつけに。

効き具合は「強度」スライダーで調整します。かけすぎると不自然になるので、原音と聴き比べながら決めてください。

毎回同じプリセットを使うなら、Help タブの設定「デフォルトボイスプリセット」を変えておくと、新しいクリップに最初から適用されます。

リバーブ — 空間の響き

部屋の響きを足します。ON にして、スライダーで深さを決めます。

リバーブパネル
弱め
言われないと気づかない程度。耳元の密着感を保ったまま、空間を感じさせます
中くらい
自然な部屋の響き。「同じ部屋にいる」感じが出ます
強め
お風呂やホールのような深い残響。演出用です
距離移動と併用すると、距離に応じて響きも自動で変わります(近いと少なく、遠いと多く)。

全体ブースト — 仕上げの一括調整

クリップ単位ではなく、SE を除く全部の音にまとめてかかる設定です。バイノーラルマイクで録ったような密度感を足したいときに使います。ボイスプリセットの欄にあります。

全体ブーストパネル
ブースト無し(初期値)
何も加工しません。素材そのままの質感で仕上げるならこのまま。
バランスブースト
低域と高域を両方持ち上げます。迷ったらこれ。
男声ブースト
声の低い部分を強めて深みを出します。
女声ブースト
息の音をはっきりさせ、耳に刺さりやすいサ行を抑えます。
強度を上げるほど、ささやきや息の細かい音が前に出てきます。音量は変わらず、質感だけが変わります。